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『FUJI ROCK FESTIVAL'19』、H ZETTRIOインタビューなど【3/8(金)~10(日)オススメ音楽記事】

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SPICE・3/8(金)~10(日)オススメの音楽記事

 

↓記事はこちらをチェック↓
▼『FUJI ROCK FESTIVAL'19』日別&第2弾ラインナップでエルレ、スガシカオ、アジカン、電気グルーヴ、ジョナス・ブルーら28組
https://spice.eplus.jp/articles/230316

▼H ZETTRIO 12か月連続配信中の楽曲たちから高まるライブへの期待、すべての人を笑顔にする魔法の音楽を生み出す3人が語るバンドのリアルと意外な野望
https://spice.eplus.jp/articles/229964

▼ポルノグラフィティ20周年の集大成として東京ドームLIVE〝NIPPON ロマンスポルノ’19〜神vs神〜″2DAYS開催決定
https://spice.eplus.jp/articles/230513

▼大原櫻子デビュー5周年記念ベスト発売記念イベントが3/9(サクの日)よりスタートし 感謝のハイタッチ会と5名限定サイン会も実施
https://spice.eplus.jp/articles/230502

▼米津玄師が6つめのYouTube1億回再生を突破 「灰色と青(+菅田将暉)」ミュージックビデオで
https://spice.eplus.jp/articles/230533

 

▽そのほかの記事はこちらから▽
https://spice.eplus.jp/articles/music


ソニン、サプライズ企画で思わず涙!『ソニン Sonim’s birthday LIVE ~SONIBOU MUSIC LIVE 2019~』レポート

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2019年3月10日(日)に、東京・eplus LIVING ROOM CAFE&DININGにて、『ソニン Sonim’s birthday LIVE ~SONIBOU MUSIC LIVE 2019~』が開催された。

音楽ユニットとして歌手デビュー、その後ソロ活動を開始、現在は舞台を中心に大活躍中のソニン。来月には大ヒットミュージカル『キンキーブーツ』、そして9月には『FACTRY GIRLS~私が描く物語~』の出演を控えている彼女が36歳となった事を祝うこの日。会場には誕生日を祝う多くのファンが集まった。

満員ソールドアウトのなか、ソニンは自身が作詞した「IMA」をはじめ、全9曲+アンコールで2曲を披露。そのなかには出演したミュージカルのナンバーもあり、またギターの弾き語りで歌う懐かしの曲あり、また他のアーティストの楽曲ではあるがソニンがとても感銘を受け、是非歌ってみたいと披露したものまで、日本語、英語、ハングル語を使い分けで熱唱した。

曲の合間のトークでは、「ライブタイトルの『SONIBOU』はうりぼう(イノシシの子ども)からとってます。今年年女なので!猪突猛進の女ですが、周りの見えるイノシシでありたいです」と茶目っ気たっぷり。

また「ここ最近は笑う事のない役を二つやってきましたが(笑)、それで読売演劇大賞の優秀女優賞をいただきまして」というと会場からも笑い声まじりの拍手が。

「来年はデビュー20周年の年。突発的にオーディションを受けてこの世界に入ったので、まさかこんなに長くやるとは思わなかった。いろいろな事があったけど(笑)、常に人に影響を与えるために歌ってきた。芸能界にいることが不思議だったんですが、舞台と出会うことでその不思議という感覚を打ち消す事ができ、自分の中のピースがカチッとハマった気がしました」と振り返る。そして「これからも人のために歌いたい」と改めて決意表明をするソニンにあたたかい拍手が送られていた。

ライブの最後の最後ではサプライズ企画も。バンドメンバーが演奏をはじめ、会場のファン全員で「ハッピーバースデー」が歌われると大粒の涙をこぼすソニン。涙声で感謝の言葉を口にしつつ「また次のステップに進みたいです。これからもソニンを愛してください」とメッセージを伝えていた。

【オマケ】出席者にはこんな素敵なお土産が!

感動オリーブオイルと小皿のセット。イラストがキュート!

感動オリーブオイルと小皿のセット。イラストがキュート!

取材・文=こむらさき 写真=オフィシャル提供

THE BAWDIES、King Gnu、マカロニえんぴつら8組が出演 『FM802 30PARTY Rockin’ Radio!』

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開局30周年イヤーのFM802は「FM802 30PARTY」をキャッチフレーズにスペシャルな企画をお届けしています。

この3月はそんなスペシャルな企画のうち3つの大きな発表をします!

第1弾として「FM802 30PARTY Rockin’ Radio!」の出演アーティストを発表!

511日(土)、大阪城音楽堂にて開催される『FM802 30PARTY Rockin’ Radio!』の出演者が発表された。今回発表されたのはKing Gnu、サイダーガール、Saucy Dog、teto、ビッケブランカ、THE BAWDIES、マカロニえんぴつ、Yogee New Wavesの計8組。

チケットは本日の『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』を皮切りに3番組でチケット番組先行受付を実施。

そして開局30周年イヤーのFM802は「FM802 30PARTY」をキャッチフレーズにスペシャルな企画をお届け。3月はそんなスペシャルな企画のうち3つの大きな発表。第1弾として「FM802 30PARTY Rockin’ Radio!」の出演アーティスト、18日(月)は 『on-air withTACTY IN THE MORNING』と『UPBEAT!』にて、30周年記念イベントとして開局記念日でもある6月1日と2日に開催する『FM802 30PARTY RADIO MAGIC』の出演者が発表される。

再来週25日(月)は『on-air withTACTY IN THE MORNING』にて、FM802が毎年春を彩るオリジナルキャンペーンソングを802とゆかりの深いアーティストと制作するドリームプロジェクト『FM802 30PARTY ACCESS!』キャンペーンソングの作詞・作曲担当アーティストを発表。

3月に行う3つの発表はすべてFM802番組内で実施。その他の詳細な情報は、番組をチェックしよう。

 

IVVY 初の東名阪ツアー&全25箇所でフリーイベント開催決定

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“ハイスペックな5人組”として注目を集めるダンス&ボーカルグループ、IVVY(アイビー)が、3月8日(金)に新宿BLAZEでワンマンライブ『IVVY ONE MAN LIVE ~Light on fire~』を開催した。

IVVY

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チケット即完となっていたこのライブは、6月5日(水)にリリースするニューシングル「Light on fire」に向けたキックオフパーティーとして開催。CDジャケット(通常盤)の初公開、ミュージックビデオの公開収録、全国フリーイベントのスケジュールなど様々な情報が発表された。

IVVY

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ライブでは、オープニングの「Light on fire」から会場は一気に盛り上がり、メンバー全員が180cm以上という長身とハイレベルなスポーツ経験者たちらしい高い身体能力を生かした圧倒的なダンスパフォーマンスでオーディエンスを魅了。また、キャラクターの異なる5人の声質と安定感のある歌唱力で、アッパーチューンから美しいコーラスワークで聴かせるバラードまで、ダンス&ボーカルグループとしてのIVVYの魅力をたっぷりと見せつけた。最後はミュージックビデオの公開収録となったアンコール曲「Light on fire」で、会場を真っ赤に染めてライブを締めくくった。

IVVY

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なお、CDに先駆けて3月7日(木)に先行配信された「Light on fire」は、レコチョク ハイレゾアルバムランキングデイリー1位を獲得。前作「First&Last」(2018年12月18日 配信)に続いて、レコチョクでは2作連続の1位達成となった。

IVVYはこの後、全25箇所の全国フリーイベントと、初の東名阪ツアーを開催。ツアーファイナルは10月4日(金)、メンバーもファンも待望の赤坂BLITZで開催する。

IVVY

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竹内まりや、11年ぶりにテレビに出演決定 音楽の制作現場をテレビ初公開

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40周年を迎えたシンガーソングライター・竹内まりやが、11年ぶりにテレビに出演することが決定した。

番組では、今の竹内まりやの姿を撮影し、音楽の制作現場をTV初公開する。スウェーデンを初めて訪れて、レコーディングを行う現場にカメラが入り、竹内まりやならではの音楽作りの流儀や、音楽にかける情熱が明らかになる。

さらに、ストックホルムの街を散策しながら、音楽とともに生きた40年の軌跡、様々な人々との出会い、や未来への思いなどが語られる。

そして、番組では竹内まりやの名曲を映像とともに放送。過去3回しか行っていないライブツアーの映像から、「プラスティック・ラブ」「カムフラージュ」など自身のヒット曲を、さらに、NHKに残るデビュー当時の歌番組の歌唱映像も放送される。

“面白い”は世界を変えるーー星野源、初のドームツアーで確信したオリジナルな戦い方

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星野源DOME TOUR 2019『POP VIRUS』
2019.2.28 東京ドーム

「これからも面白い音楽を作りたいと思うので、よろしくお願いします。星野源でした!」

これはアンコールも終わり、最後に放たれた言葉だ。面白い音楽。表現者なら誰しも思うことかもしれないが、現実に口に出して違和感がないのは星野源ぐらいだろう。お楽しみ満載の3時間だったが、いずれも彼の音楽の面白さを際立たせるためのアンサンブルであり、アレンジであり、演出だった。

自身初の全国5大ドームツアーの終盤戦となる東京ドーム2Daysの2日目のレポートをお届けするのだが、ざっと今期の星野源の実績というか、巻き起こした渦の凄まじさを踏まえておこう。昨年8月20日にはNHK総合で冠音楽番組『おげんさんといっしょ』第二回が生放送。ツイッターのトレンドで世界1位を記録。12月19日リリースのニューアルバム『POP VIRUS』は4週連続アルバムチャート1位、大晦日には4度目の『紅白歌合戦』出場を果たし、しかもくだんの“おげんさんファミリー”のコーナーも設けられた。問答無用のトップ・オブ・ジャパニーズ・ポップである。

さらに驚くのは『POP VIRUS』の音楽的なアグレッシヴさがごく自然に受け入れられている現実だ。大ヒット曲「恋」「Family Song」「アイデア」を含んでいるとはいえ、タイトルチューン「Pop Virus」でのトラップやベースミュージックのリファレンスを独自に消化しつつ、親しみやすい歌モノとして落とし込まれたタイトルチューンを始め、二つとして似た出自の曲がない。イヤホンやヘッドホンでこのアルバムを聴くと、その細部に至るこだわりに笑いながら感動してしまう。なかなか慣れることができないほど、サウンドプロダクションもアレンジも変態的だ。そんなアルバムを携えてドームツアーを行った人を私は知らない。

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=西槇太一

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=西槇太一

春の走りの雨の中、東京ドームの周辺はグッズを購入する人、今回のビジュアルが掲出された巨大パネルの前で写真を撮る人でごった返してはいるものの、雰囲気は穏やかだ。DJポリスよろしく弁の立つ警備員のアナウンスがツイッターでも話題になっていたが、あらゆるスタッフがこの公演を成功させようとしているように感じた。

改めてやはりドームはデカい。目を引くのは花道と、途中と先端にあるステージ。これが星野の音楽面の多様性を顕在化させる文字通りの装置になっていく。開演時間を迎え場内が暗転し、拍手と歓声に包まれて星野が登場したのは、花道途中のセンターステージ。そこでピンスポットに照らされ、アコギの弾き語りによる「歌を歌うときは」でライブがスタート。まるで歌の生まれる瞬間に立ち会うような演出だ。一転、アルバムの中でも中核となっている“ビート”が明確に表現された「Pop Virus」へ。フルバンド+ストリングス、ホーン、そしてMPCプレーヤーのSTUTSの総勢14名。ビートの刻み一拍に命を込めて――そのメッセージが歌詞と音像両面で具体的に立ち上がっていく。ドームというキャパとしては上々のバランスで、生ドラムやベースと打ち込みが融合され、長岡亮介(Gt)の小気味いいリフもクリアに聴こえる。一人の部屋からラージ・アンサンブルのステージに。180度異なる世界への横断を見せたこのオープニングにまずぶちのめされた。こんなに的確な音楽的な自己紹介があるだろうか。

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=田中聖太郎

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=田中聖太郎

『POP VIRUS』収録曲と過去曲の流れを意識した配置で腑に落ちたのは、ゴスペル的なニュアンスもある「Get a Feel」から、星野が積極的にブラックミュージックのグルーヴを曲に持ち込み、音源として最初に世に出た「桜の森」につないだところ。しかも出だしは音源でのエレピ&ストリングスではなく16ビートのギターカッティング。しかも長岡でなく星野が刻んだところにも、曲想の母体を見たようで意思を感じる。この曲の定着ぶりはスタンドからアリーナが揺れる様で確信した。ちょっと感動的なぐらいアリーナがうねっていたのだ。さらに河村“カースケ”智康(Dr)の微妙なタメのあるスネアがライブでも体感でき、かつハマ・オカモト(Ba)のベースが曲のボトムを明確にするというバランスが素晴らしかった「肌」。ELEVENPLAYが花道や先端のステージなど二人ずつ4カ所に分かれてストーリー性のあるダンスパフォーマンスを見せた「Pair Dancer」は、愛することのひとそれぞれの多様性(「恋」でも星野はLGBTQを想起させる表現を行なっているが)をパフォーマンスで表現したかったんじゃないか?と想像した。<晴れの日にも 病める時も 側にいてよBaby>――自分以外の誰かと歩く人生。おおらかな賛歌的じゃない曲調がむしろ胸に迫る。続く「Present」まではいい緊張感を持って、最新の音像を14人で届けるという、全体を振り返るとシリアスなタームだったと言えるだろう。

子供から野太い男性の声まで様々な声援が飛ぶ中、ようやく笑顔の星野を確認したように思う。河村とSTUTSの生vs打ち込みのビートバトルの趣きも楽しい「サピエンス」、この日、ちょうどリリースから1年を数えた「ドラえもん」も披露。お馴染み“有名アーティストの皆さんからのメッセージ”動画が流れ、相変わらずの作り込みに笑いを禁じ得ない。後半にもこのコーナーが挟まれたのだが、リアクションと面白さでは“ビヨンセ・ジゼル・ノウルズ”(渡辺直美)に個人的には軍配をあげたい。

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=田中聖太郎

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=田中聖太郎

スタンドがざわついているなと思いきや、ステージと真反対の客席の中に星野出現。客席にあまりにも近い。今回のツアーではどの会場でも観客に近い場所を選んで1曲歌っているそうで、東京ドームの消防法などを勘案するとその場所しかなかったらしいが、「絶対やりたかった」ことの一つで、1stアルバムから「ばらばら」を弾き語りで披露した。そして“2ndステージ”と名付けられた花道の突端にあるステージで、STUTSが星野の曲をサンプリングし、構成したダンストラックを披露。この中盤が自由すぎる展開に突入していくのだ。STUTSの演奏が終わると、長岡、ハマ、河村、石橋英子(Key/Syn)、櫻田泰啓(Key)という基本のバンドメンバーが2ndステージの周縁に位置し、そこに星野もイン。7人が好き勝手におしゃべりし始め、河村が前日、プロ野球の鳴り物の終了時間を間違えていたことに固執。ここは楽屋かリハスタの休憩時間か?というムードに。そこからライブ初披露の「KIDS」「プリン」を演奏。誰よりこの7人が一番楽しんでいる。

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=西槇太一

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=西槇太一

ちなみに「プリン」は曲中にトークが入るのだが、河村がタイマーをセットし「ついて来いよ!」とハッパをかける。意外と早い段階で曲がストップ、トークタイムは“普段出していないダサい音色を”というお題で、石橋が80s産業ロックなシンセ、櫻田が某有名アーティストのベタなバラードを弾いて、場内大爆笑となったが、ハマが「カメラも入ってるのに人の曲、使えないじゃん!」と最年少が一番しっかりしているという事実を見せた。しかも河村がいきなり演奏を再開し、メンバーの笑いのツボに入り頓挫。さらにトークどころかステージに寝転がる星野に、「どう、東京ドームの天井は?」とハマが振ると「真っ暗」(笑)。「俺たちだけだろ、こんなこと東京ドームでできんの!」とアピール。それも演出の一部だろうが、このタームは何も決めていないように見えた。“見えた”ことが肝心だ。大事なのはバンドってこんなに面白いんだよという事実。もちろん、メンバー全員が高いスキルを持つからこそできることだが、広大なドームを逆手にとって2ndステージを作り、あたかも誰かの家で遊んでいるバンドを覗くような“面白さ”を見せてくれたのだ。締めはバンドバージョンでの「くせのうた」でグッとくる場面も作るという周到さも加味しつつ。

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=田中聖太郎

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=田中聖太郎

再びメッセージ動画を挟んで、終盤は怒涛のキラーチューン攻めだ。ファン歴の長い短いは関係なくカタルシスが押し寄せる。「化物」「恋」「SUN」という、おそらくここにいる人たちなら誰もが知るポップなグルーヴチューンの連発なのだが、「一緒に踊っていただけますでしょうか?」と、星野とELEVENPLAYがお馴染みの“恋ダンス”を相変わらずキレッキレの振り付けで見せたのに比べ、ファンはそれぞれの楽しみ方でむしろこの曲に含まれたメッセージを堪能しているように見受けられた。“逃げ恥”から2年以上の歳月を経て、いい意味でライブのキラーチューンは随時追加されている印象だ。そして2018年を代表するポップナンバーでもあり、このツアーのピークポイントになった「アイデア」。その前に星野は真面目な面持ちで、『POP VIRUS』の中でも特に大切な曲であること、生きてると嬉しいこともクソみたいなこともあるという前提で、これまでで最強の曲を作ろうと試行錯誤したと。それがどう受け取られるかは正直わからなかったけれど、たくさん聴かれ、多くのリアクションを得たことに感謝の意を述べた。アーティストとしてネクストレベルの評価を得ることの大切さを彼は多面的なこの「アイデア」という曲の音楽性に賭けたのだ。聴き慣れたイントロに胸が熱くなる。個人的な印象だが、軽快さに満ちた紅白でのパフォーマンスより、慎重に各パートを歌っていた印象だ。2番の打ち込みのパートではSTUTSのMPCを操作する手元がビジョンに映し出され、アコギの弾き語りは花道の中央のステージでしっとりと、そしてメインステージにお馴染みセグウェイで戻るところで笑いに転化し、特効の銀テープが放たれ、ラストのサビへ。困難にも面倒にもアイデアを――ドームの広さを効果的に使った最強の「アイデア」。<つづく日々を奏でる人へ すべて越えて届け>と熱唱する星野の声も相まって、この曲の本質がこれまで聴いた中で最も突き刺さった。

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)

ここで終わらず、「Week End」ではドーム全体が軽快なステップを踏み、クラップする。歌い終えた星野はその様子を聴くためにイヤモニを外し、感極まった表情を見せた。そして自分のライブはアンコールがあることをあらかじめ伝えるので、「次で最後です」と告げたら思いっきり残念そうな演技をしてくださいと言って笑わせる。そのことを理解したファンは存分に「えー!」と大声を発し、本編ラストの「Family Song」を全細胞で味わっているようだった。往年のソウルの名曲を日本で生きる私たちの日常を少しでも暖かくタフに生きられるようにという歌詞で、誰とも違う普遍的な名曲に育て上げたこの曲。「アイデア」も「Family Song」も、人が生きるために必要な大切なことを星野は独自の手法で完成させた。オリジナルであるほど、人間の真実に近くなっていく、それが今の彼の凄みなのだ。

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=西槇太一

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=西槇太一

そしてアンコールも気が抜けない細かい仕込みが満載。ファンにはお馴染みの寺坂直毅の口上に乗せてニセ明が登場し「君は薔薇より美しい」を歌うも、なんと星野も登場して、“え? ニセは誰なの?”という混乱にドームが包まれた。ニセが喋る際、一瞬、STUTSの画が映され、ステージでテレビ的なネタバレを開陳したりして、このコーナーもアイデアを更新。さすがである。

正真正銘のラストナンバー「Hello Song」を歌う前、星野は25歳の時、一人ぼっちで歌っていた時と同じ感覚ではあるけれど、5万人のみんながいると思うと安心するような不思議で面白い空間だったと、ドーム公演の感想を話した。ああ、星野源の音楽の始まり方はこれからも変わらないんだなと思う。面白さは世界、そして人の心に風穴を開けるのだ。

取材・文=石角友香
撮影=田中聖太郎、渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)、西槇太一

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=田中聖太郎

星野源 2019年2月28日 東京ドーム 撮影=田中聖太郎

 

OH MY GIRL、初の日本オリジナル曲を2曲収録した新アルバムを7月に発売決定 CD予約会も実施

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OH MY GIRLが、日本での2ndアルバムとなる『OH MY GIRL JAPAN 2nd ALBUM』を7月3日(水)に発売することが決定した。

それを記念して4月27日(土)名古屋、4月28日(日)東京、4月29日(月)東京、5月3日(木)大阪、5月5日(日)福岡にて最速となるCD予約会の実施も発表された。

5月2日(木・祝)東京、5月4日(土)大阪、5月6日(月・祝)福岡にて、それぞれ14:00~、18:00~2公演、『OH MY GIRL JAPAN OFFICIAL FANCLUB 1st ファンミーティングツアー2019 ~PICNIC~』も開催される。新たな楽曲の日本語ver.4曲、そして『OH MY GIRL JAPAN 2nd ALBUM』に収録される初の日本オリジナル楽曲2曲の合計6曲が初披露されるとのこと。

NONA REEVES、アルバム『未来』リリースツアーの追加公演が決定 8月に長野県飯山市でのイベントも開催

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アルバム『未来』を3月13日にリリースするNONA REEVESが、すでに発表されていたリリースツアー『THE FUTURE 2019』の追加公演を発表した。

東京・大阪・名古屋・北海道・福岡に加え、横浜での開催となり、6月23日(日)にF.A.D YOKOHAMAにて行われる。

さらに8月には長野県飯山市でのイベント開催も決定した。『信州いいやまノーナ・フェス 2019』と題された本イベントは、8月3日(土)にドラムの小松シゲルの地元である飯山市にある「飯山市文化交流館 なちゅら」で行われる。イベントにはNONA REEVESのほか、堂島孝平と堀込泰行が出演する。


ヨルシカがニューアルバムより新曲「パレード」のMVを公開

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ヨルシカが、4月10日にリリースするアルバム『だから僕は音楽を辞めた』より新曲「パレード」のMVを公開した。

映像は過去にヨルシカの「言って。」や「ヒッチコック」のMVを手がけた大鳥氏が担当。廃墟を舞台にした実写映像とアニメーションで楽曲に寄り添った世界観を表現している。

西川貴教 本名名義の1stアルバム発売記念イベント開催、ファン歓喜の「CDお渡し会」で束の間の交流

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西川貴教が、本名名義の1stアルバム『SINGularity』(3月6日発売)のリリースを記念したイベントを、3月9日(土)タワーレコード渋谷店、3月10日(日)あべのキューズモールで開催した。

西川貴教(東京) 撮影=小川舞

西川貴教(東京) 撮影=小川舞

開演と同時に「タカノリが好きなやつは手を挙げろ、Say Yeah~」とコール&レスポンスを求めるMCに続いて登場したのは、西川の盟友でもあるMICRO。思わぬサプライズに歓声が上がる。続いて登場したのは、AviciiやZedd、One Directionとの共演経験もある、いま注目のDJ / プロデューサー・Yamato。

西川貴教(東京) 撮影=小川舞

西川貴教(東京) 撮影=小川舞

Yamatoが、『SINGularity』収録楽曲を使用したこのイベント限りのSPECIAL MIXで会場のボルテージを上げると、アルバム表題曲「SINGularity」へ。続く「Roll The Dice」で西川が登場すると、埋め尽くされた客席の熱狂はピークに達する。西川は立て続けに「Bright Burning Shout」「His/Story」「UNBROKEN (feat. 布袋寅泰)」を、こちらもこのイベント限りとなるSPECIAL EDITで熱唱。「またイチから始める勇気をみんなに感じてほしい」と、アルバムに込めた想いをその声に乗せて届けた。

西川貴教(東京) 撮影=小川舞

西川貴教(東京) 撮影=小川舞

ライブステージの後は、「CDお渡し会」を開催。西川渾身の1stアルバムを購入してくれたファンに、西川自らCDを手渡しし感謝の想いを伝えると、嬉しさのあまり泣き出してしまう参加者も。終始あたたかい雰囲気の中、西川はファンとの束の間の交流を楽しんだ。

西川貴教(東京) 撮影=小川舞

西川貴教(東京) 撮影=小川舞

西川貴教(大阪)

西川貴教(大阪)

西川貴教(大阪)

西川貴教(大阪)

この日披露した楽曲のフルバージョンはもちろん、アルバム収録楽曲のライブ初披露となる、西川貴教名義での初めての全国ツアー『Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001 [SINGularity]』は、4月13日(土)のZepp Fukuokaからスタートする。

西川貴教(大阪)

西川貴教(大阪)

 

米津玄師が17万人超を動員した自身初のアリーナツアー、幕張ファイナルのレポート到着

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3月11日、米津玄師が「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」の国内ファイナル公演を幕張メッセにて開催した。

この日のライブは、1月から始まる8都市16公演で17万人以上を動員した自身初の全国アリーナツアーの国内最終日。
そこで見せたのは、「自分にとっても大きく、環境が変わっていく一年だった」と彼自身もMCで語った2018年を経て、それでも変わらぬ彼のアーティストとしての美学の真髄を見せるようなステージだった。

開演予定時刻を少し過ぎると、ジェイムス・ブレイクの「Don’t Miss It」をSEに、中島宏士(Gt)、須藤優(Ba)、堀正輝(Dr)というバンドメンバーと共に大歓声のなか米津が登場する。

米津玄師  撮影=立脇卓

米津玄師 撮影=立脇卓

ライブは「Flamingo」からスタート。見たこともないような三角形のステージと、同じく三角形の大中小、三連のトラスに、淡いピンクのカラーが写しだされるなか、躍動的なグルーヴで会場に熱気を生むと、続く「LOSER」で米津は前方に歩み出て、高くせり上がった三角形の花道からオーディエンスを見下ろし体いっぱいを使い踊り、そして力強く鼓舞しながら歌う。さらに「砂の惑星」ではマイクを握り左右に広がる花道をステージ狭しと歩きまわり、気迫に満ちた叫び声を響かせる。

米津玄師  撮影=太田好治

米津玄師 撮影=太田好治

「今日は楽しい日にしましょう。よろしくお願いします」と告げ、続けてはアコースティック・ギターを抱えて「飛燕」を披露。ステージ背後のLEDビジョンにこの日初めて米津の姿が写しだされると大歓声が起きる。
つづく「かいじゅうのマーチ」は古代の壁画のような映像、そして「アイネクライネ」では大きな扉の前に、ハートやスペードなどの記号が映し出される。
序盤の3曲がアグレッシヴにオーディエンスの身体を揺さぶるものだったのに対して、続く3曲は優しく親密なメロディで胸を掴むような展開だ。

米津玄師  撮影=太田好治

米津玄師 撮影=太田好治

セットリストはアルバム『BOOTLEG』、そして昨年にリリースされたシングル「Lemon」「Flamingo / TEENAGE RIOT」収録曲を中心に、過去作からのナンバーを織り交ぜた構成。その曲順も、単に曲を並べるだけでなく、多面的な彼の音楽性をさまざまな角度から紐解き、ストーリー性と共に見せていくような構成だ。

米津玄師  撮影=立脇卓

米津玄師 撮影=立脇卓

それを強く感じたのが、MCなしで9曲を続けて披露した中盤のパートだった。カラフルなグラフィックの「春雷」から「Moonlight」では艶紫色のアンニュイな世界観で、満月の映像をバックに男女2名のダンスパフォーマーが踊るのを前に、ストーリーテラーのように歌う米津。
気だるく流れるようなグラフィックに、スモークがたちこめる中、セットの三角形のトラスが上空からステージ全体を包み隠してしまう「fogbound」に続き、「amen」では、暗転した中に響く荘厳な鐘の音から、一転してダークな世界に突入する。青暗く、怪しげなスモークが立ち込める中、三角形のステージと頭上トラスの間をうごめくパフォーマーの前で歌う米津は、神聖さと同時に怖さすら感じさせる存在としてみえ、曲が終わると大きな拍手がおきた。
さらに「Paper Flower」は、左から右、下から上へと動く光の筋に、影絵のようにダンサーのシルエットが浮かび上がる。息を呑むような演出で喪失感が強調され、米津の切実な歌声に胸があつくなる。彼の音楽世界のより深く、より純度の高い部分に誘われていく。

米津玄師  撮影=太田好治

米津玄師 撮影=太田好治

米津玄師  撮影=立脇卓

米津玄師 撮影=立脇卓

続く「Undercover」でそのムードが一転。ドラムパフォーマンス集団「鼓和 -core-」の10名が登場し、米津が力強いマーチングバンドを引き連れて花道を歩く姿は圧巻の迫力があり、一気にムードが上昇する。
そして会場が色とりどりの光に包まれた「爱丽丝」からの3曲は米津の音楽が持つ“外に向かうエネルギー”のようなものを全面に放つ展開だ。米津が高らかに右手でピースサインを掲げて歌った「ピースサイン」、そして情熱と衝動を叩きつけるような「TEENAGE RIOT」と、バンド編成の躍動感あふれる演奏と共に、ヒロイックなロマンティシズムを響かせる。

米津玄師  撮影=立脇卓

米津玄師 撮影=立脇卓

終盤、米津は自分の思いをオーディエンスに熱っぽく語りかけた。ドラマ主題歌となり「自分でも想像しなかったような広がり方をした」という「Lemon」という曲をきっかけに、大きく環境が変わった2018年を振り返り、「変わっていこうという気概を持つ人間は美しいと思うし、変わっていくというのは自分が音楽を作っていくうえでの基本理念」と語った彼。それでも「自分のことを海を渡る大きな船だとするならば、その船から誰も落としたくないと思う」と率直な思いを語る。そして、沢山のオーディエンスが集まったことに「こんなに嬉しい、有り難いことはないと思う。こういう美しい光景がいつまでも続いていけばいいなと思います」と感謝を告げた。

米津玄師  撮影=太田好治

米津玄師 撮影=太田好治

米津玄師  撮影=立脇卓

米津玄師 撮影=立脇卓

そして本編ラストのパートは、彼の歌を真っ直ぐに聴かせる3曲。疾走感に満ちた「Nighthawks」から、「orion」では再び10名の太鼓隊が米津を囲むように登場し、LEDビジョンに映し出された星空を背後に歌を響かせる。
そして、本編ラストは「Lemon」。レモンの香りが漂うなか、白い光の柱に包まれ、力強くも優しい歌声で伸びやかに歌い上げ米津はステージを降りた。喪失を描いた楽曲が、ライブという場所で鳴り響く事で、壮大な救いのようなものを見せた事が、この先も大きく記憶に残る場面だったのではないかと思う。

米津玄師  撮影=立脇卓

米津玄師 撮影=立脇卓

米津玄師  撮影=立脇卓

米津玄師 撮影=立脇卓

大歓声と拍手に迎えられ、再びアンコールに登場した米津。アンコール待機中に「骨(脊椎)」の画像が映し出されステージを覆っていたトラスが上がっていくと、米津が登場し、まずは、「ごめんね」を披露。この曲は米津が初めてライブのために書いた曲であり、サビの部分を「一緒に!」と言い、お客さんと合唱する姿からは笑顔が溢れ、パフォーマー全員が高らかに舞い踊り、シャボン玉の泡が舞い上げられる、祝福感と高揚感に満ちたパフォーマンスだった。

米津玄師  撮影=太田好治

米津玄師 撮影=太田好治

MCでは「今回のツアーは終わるけれども、また近い内にやるんで。決まってないけど。そのとき、またみんなで会いましょう。今日はどうもありがとうございました」と告げて「クランベリーとパンケーキ」を披露し、ラストは「灰色と青」。壮大な水面の映像をバックに、今はもう会えない友人へと向けたこの楽曲を高らかに歌い上げる米津の歌声は、この日、ライブという日が終わってしまっても、それぞれの思いが繋がっていく事を感じさせる、そんな風に響いていた。

米津玄師  撮影=立脇卓

米津玄師 撮影=立脇卓

ツアーはこの後、彼にとって初となる上海、台北の公演に続く。それでも、彼の言う「美しい光景」の一つの到達点を見せられたような一夜だった。


文=柴那典  撮影=太田好治、立脇卓

米津玄師  撮影=立脇卓

米津玄師 撮影=立脇卓

大塚 愛 キットカット新商品のために書き下ろした新曲「kit palette」を配信、ショートムービーも公開

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大塚 愛が新曲「kit palette」を3月22日に配信リリースすることを発表した。

この楽曲は、キットカットの新商品「キットカット 毎日のナッツ&クランベリー」のCMソングのために書き下ろされたもので、“毎日を頑張る全ての女性に笑顔になって欲しい”という想いを込めて制作された。グルーヴ感溢れるサウンドと思わず踊りだしたくなるようなメロディーが印象的な、ポジティブなリフレッシュソングとなっている。

さらに、キットカットとコラボレーションした「kit palette」のショートムービーが配信に先駆けて公開となった。働く女性のリアルな日常と、ファンタジーなダンスシーンが織り重なり、爽快でキュートな映像になっている。

■大塚 愛コメント
何もない日、別にスペシャルでない日は、いつしか退屈だったり、飽きてしまう日に認定されがちです。
心体共に疲れがあると、追われるように、逃げたくなるように思ってもしまいます。
ちょっとした好きなことがあることで、
まるで殺風景な部屋に明るい色のカーテンが華やかにしてくれたかのように変わる、
私たちはそんな風にして、
簡単にスペシャルな日に変えてしまう力を持っています。
毎日は最初で最後です。
何かに繋がる今日です。
どうぞあなたの好きな時間の中にこの曲がエントリーできますように。

 

オースティン・マホーン 新曲「Why Don’t We」MVにローラがカメオ出演、「クレイジーな感じでお尻を踊らせる僕を見て!」

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オースティン・マホーンのニューシングル「Why Don’t We」のミュージックビデオが公開された。

オースティンはこのミュージックビデオ全体を通してダンスを披露しており、自身のダンスについて「クレイジーな感じでお尻を踊らせる僕を見て!」とコメントしている。

ダンサーの中にはテイラー・スウィフトの『レピュテーション・スタジアム・ツアー(Reputation Stadium Tour)』でバックダンサーを務めた有働真帆も参加しているほか、オースティンのインスタグラムにも度々登場しているローラがカメオ出演。また、大の親日家でこれまでに14回の来日を果たしているオースティンらしく、“寿司”の文字や、屋台や提灯など日本の要素も映像に取り入れられている。

オースティンは撮影後には、イタリア、ドイツ、イギリス、スペインなどのヨーロッパにプロモーションのために渡航。そして息つく暇もなく香港、北京、フィリピン、インドネシア等のアジア各国も訪問している。

 

Official髭男dism、ドラマに引き続き映画『コンフィデンスマンJP』主題歌を担当

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Official髭男dismが5月17日(金)公開の映画『コンフィデンスマンJP』の主題歌を担当することが決定した。

昨年2018年「ノーダウト」でドラマ『コンフィデンスマンJP』主題歌に抜擢。ドラマ版から引き続きの主題歌担当となり、Official髭男dismとして初の映画主題歌となる。

Official髭男dismは「苦悩と幸せが澄んだ色で広がっていく、そんな不思議で綺麗な曲が映画『コンフィデンスマンJP』とのコラボで生まれた事が本当に嬉しいです。」とコメントした。

(C)2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会

(C)2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会

音楽と映画とインタラクティブの全米最大規模の見本市『サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)』開幕

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サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)が始まった

写真は事務局のHPより

写真は事務局のHPより


先週の8日から始まった『サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)』。テキサス州オースティンで開催される音楽と映画とインタラクティブの見本市。アーティストやクリエイターに加え、ビジネスを目論む投資家も参加する。10日間で8万人を超える有料入場者がある。今日(3月11日)から音楽の「ミュージック・フェスティバル」がスタートする。

見本市は1987年から始まった。最初は音楽だけだったが、その後映画とIT系のインタラクティブを加えた全米で最大規模の見本市になっている。

テキサス州オースティンにはマンモス大学のテキサス大学オースティン校と東にはテキサスA&M大学がある。両校ともに学生と大学院生が5万人を超える、公立校としては規模が全米で5本指の中に入る。そんな背景から当初『SXSW』は若いミュージシャン達が集まってショーケースでライブを披露し、映画業界を目指す若者が自作の作品を持ち寄った。事務局によると第1回目は700人程の参加者だった。

その後年々規模が大きくなり、海外からの参加者も増えた。無名なミュージシャンのライブをチェックする為に大手のレコード会社も参加するようになった。ジョン・メイヤーやジェームス・ブラントが演奏してレコード契約にいたったケースもあり、『SXSW』は注目を集める。当ブログの筆者も4回目の2000年に参加した事がある。当時は昼間のパネル・デスカッションは数も少なく、会場のスタンドも寂しいものだった。しかし夜のライブは会場(小さいが)も多く大変な熱気があった。

1999年、『SXSW』のマルチメディア部門がインタラクティブに名称変更してから様相が変わった。今やIT関連の巨大イベントだ。背景にはオースティンにIT企業大手デルの本社やサムスン電子の半導体工場やインテルの拠点があるからかもしれない。市としてはIT企業の誘致で町を活性化したい。学生にとっては魅力的な町にうつる。2006年に始まったTwitterのサービスが、2007年の『サウス・バイ・サウスウェスト』でWeb賞を受賞し、一躍有名になった。 最近はこの見本市に、日本からも多くのIT関連の若者が参加するようになった。会場のコンベンション・センター等で商談に励む。

主催者によると、最近のミュージック・フェスティバルのショーケースに参加するアーティストは2000組にも達するという。交通費やホテル代が自前でもライブを披露し、業界関係者の注目を集めたい。

>>2019年3月11日「洋楽天国」より


Suchmos 12inchアナログ盤を限定発売、3rdアルバムリード曲「In The Zoo」と初期楽曲「Pacific」再録版を収録

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Suchmosが3月27日(水)にリリースする3rdフルアルバム『THE ANYMAL』(読み:ジ・アニマル)に先行して、12inchアナログ盤を3月13日(水)に限定リリースする。

今作には、すでに先行配信しているアルバムリード曲「In The Zoo」に加え、初期の名曲「Pacific」を“現在のSuchmos”の視点で新たに生まれ変わらせた「Pacific Blues」の2曲を収録。「Pacific Blues」は、1テイクでレコーディングされており、スタジオで聴く音に一番近い音で聴いてほしいという、メンバーたっての希望でアナログ盤にのみ収録される形となった。

ジャケットのアートワークは、ボーカル・YONCEとドラム・OKが手掛けている。

なお、こちらは本日3月12日に全国で一斉開催される全曲試聴会「Suchmos『THE ANYMAL』Listening Night Out」会場でも先行して販売を予定している。

 

Mrs. GREEN APPLE、新曲「ロマンチシズム」が資生堂SEA BREEZEのCM曲に決定 大森元貴「ドキドキできるCMにドキドキできる曲をつくりました」

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Mrs. GREEN APPLEの9thシングル「ロマンチシズム」(4月3日(水)リリース)が資生堂SEA BREEZE CMソングに決定した。

「ロマンチシズム」は同CMのために書き下ろした楽曲。アセきゅんな青春のワンシーンを描いたCMには、今年も池間夏海と古川 毅が出演する。

今回のCMについて大森元貴(Vo/Gt)は、
「まさか自分の曲とシーブリーズのキュンキュンが組み合わさる日が来るとは思ってもいませんでした。青春の『貴重ななんとも言えない甘酸っぱい瞬間』が閉じ込められてる数十秒間のCMを邪魔しないように精一杯、僕の中のキュンとするドキッとすることができる『生き物愛』をブチ込みました!是非、人っていいな。一足早いですが、夏っていいな。って思っていただけたら嬉しいです。」
と語り、また楽曲については、
「ドキドキできるCMにドキドキできる曲をつくりました。今時、ドキドキが高まると思います!」
とコメントした。

シーブリーズ新TVCM「デオ&ウォーター 運命のくま」篇は、2019年3月15日(金)より全国でオンエアスタートする。

これに合わせ、表題曲「ロマンチシズム」がiTunes、レコチョク、LINE MUSICおよび主要配信サイトにて先行配信をスタートすることも併せて発表された。iTunesプレオーダーではアルバム購入特典として「月とアネモネ」の別テイクver.とリハーサルの模様を収めた映像が付属する。

星野源 東京ドームライブレポート、竹内まりやなど【3/11(月)オススメ音楽記事】

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SPICE・3/11(月)オススメの音楽記事

 

↓記事はこちらをチェック↓
▼“面白い”は世界を変える――星野源、初のドームツアーで確信したオリジナルな戦い方
http://spice.eplus.jp/articles/229677

▼竹内まりや、11年ぶりにテレビに出演決定 音楽の制作現場をテレビ初公開
http://spice.eplus.jp/articles/230633

▼オーラル、Dragon Ash、マイファス、ROTTENGRAFFTYらがあらたに参戦 『LOVE MUSIC FESTIVAL 2019』第三弾アーティストを発表
http://spice.eplus.jp/articles/230570

▼家入レオ 天海祐希主演ドラマ『緊急取調室』主題歌を書き下ろし
http://spice.eplus.jp/articles/230578

▼高橋 優 『秋田CARAVAN MUSIC FES 2019』4年目は秋田県・大仙市で開催
http://spice.eplus.jp/articles/230572

 


▽そのほかの記事はこちらから▽
https://spice.eplus.jp/articles/music

UNIDOTS、“孵化”の瞬間を明示したワンマン『UNIDOTS live 2019 - 孵化 -』をレポート

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UNIDOTS live 2019 - 孵化 -
2019.3.3 渋谷WWW

卵が孵る(かえる)には温もりはもとより、周りからの愛情も不可欠だ。そしてこの日のUNIDOTSのライブからは、その温もりと愛情が演者/観者各々で、これまでも含めしっかりと育まれており、遂には美しい孵化へと至らせた場面に立ち合わせてくれるものがあった。

瑞葵(Vo)とコンノツグヒト(B)によるUNIDOTSがワンマンライブ『UNIDOTS live 2019 - 孵化 -』を成功させた。単独公演としては実に1年4ヵ月ぶりだったこの日。とは言え昨年は2マン企画ライブを春夏秋冬と年に4回に渡り行い、その全てを2人はソールドアウトさせてきた。しかも驚くべきことに彼らはこれまで音源のリリースは一切無し。MVも1曲のみだ。にも関わらず着実な毎度のキャパシティのアップは、まさに人から人へとその良さが伝聞され、広がり、ここまでの成果に至ったと言える。

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

今回の会場は渋谷WWW。スタンディング形式ながらアンビエンス感を増させる高い天井を持つ会場だ。彼らの音楽性には凄く似合っているシチュエーションのように映る。
開演時間を過ぎ、しばらくするとスーッと場内が暗転していく。真っ暗な中、未発表曲「Signs」の同期が流れ出す。鼓動のようなビートと深いエコーのかかった深淵性のあるメロディフレーズ、そして流れ星のような時折り入る電子音。そんな中、まずはボーカルの瑞葵が登場。光量の高い白色のバックライトの関係で、その衣装は半透明に映り、白いドレスのようにも見えるし、羽をまとった蛹のようにも映る。そのSEをバックにハミングを重ねていく瑞葵。間を置きサポートギターの木下哲とマレットを用いたドラムのUも現れ、そこに自身の音を感情の赴くままに叩きつけていく。少し間を置き白いロングコート姿のコンノも登場。躍動感のある特有の5弦ベースを加えていき、楽曲に生命力と活力を加えていく。徐々に荒々しい展開を魅せていく同曲。轟音の中の神聖性を帯びた瑞葵のハミングが場内を昇天へと誘っていく。
次曲の「白昼夢」が現れると、切なくも影を帯びた歌声がちょっとした歌謡性や哀愁を交えたメロディやサウンドと共に会場に伸びやかに広がっていく。未だ愛しさが溢れ出しそうな胸中を、けっして外に漏らさず、箱の中に抑え込むような心の機微の歌が痛い。

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

「今日は一緒に最後まで楽しみましょう」と瑞葵。エレクトロ性の加味も特徴的な「バスルーム・リフレクション」では徘徊するサーチライトの中、歌物語を演じるように時折ジェスチャーを交えながらも両手でしっかりとブームマイクを握る瑞葵。続く「渇き」では再び歌謡性を帯びた面が現れ、同曲の転調場面には毎度のことながらグッとこさせられる。

場面を変えるように若干の間を置き入った「サンデーブルー」ではコンノも歪んだベースソロをプレイし、サイケなバックのライティングと共にエレクトロな要素が再び混在した「sayosigure」では、持ち前のダンサブルで躍動感たっぷりの音楽性が場内に更に彩りを添えた。「東京の精神」では、突如楽曲を飲み込むが如く現れた怒涛性と、そこから抜け出さんと言わんばかりの瑞葵のスクリームも記憶に深く残っている。

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

「memento」では瑞葵もハンドマイクスタイル。と同時により歌に感情が込められていく。アーバン性を帯びた繰り返されるベースフレーズと時折交えるプル。Uもレアグルーブ的な16ビートを刻んでいく。
「神様の言うとおり」以降は会場もたゆたうように揺れ始める。フロア頭上のミラーボールも回り、ひと時ながら至福と幻想性を与えてくれた。また同じく明るさを帯びた「狐の嫁入り」に入るとファンキーなサウンドが場内に躍動感を寄与していく。マイクスタンドを片手で握り、半身をこちらに向けフォクスサインを時折贈る瑞葵。気づけば当初はたゆたっていた会場も、徐々に身体全体でリズムを取り始めている。

歌謡性やアーバン性が映えた「そんな自分が一番嫌い」では、瑞葵のラップ調のフロウを活かした歌い方も耳を惹いたし、コンノのダウンピッキングと共に会場を走り出させた「僕らの終着点」では、瑞葵のハイトーンな歌声も伸びやかに上昇感を伴い場内に広がっていく。対して「舗道に咲いた花」は、途中合流したバンドサウンドが歌物語を可視化させ、サビでグワッと現れる力強いメロディがスタンドアローンのように凛とした強さを保ちながら広がっていく。最後の「あなたは嘘つきだ」では、鍵盤とストリングスの音も絡み、高い天井に昇華していくように吸い込まれていく歌声と共に、あなたに向けての歌が自分に向けての歌に変わった瞬間を見た。

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -


UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

アンコールではまず瑞葵とコンノの2人だけが現れ、新曲「睡眠」を始めた。幻想的なミニマルサウンドと硬質な打ち込みのドラムをバックに、クールさを帯びたウェットな瑞葵の歌声が場内をたゆたわせる。正直まだ未完成を感じ、そのぶん近い将来の発展へと想いを馳せさせた。

通例通り本編ではほぼMCは皆無。対してこのゾーンではその分も含め、ここへ来てくれた方への謝辞と今回のライブタイトルの「孵化」についてを紐解いてくれた。「去年は2マンシリーズを成功できた一方、思い詰めることもあり、逆にみなさんとチームとなり、このUNIDOTSが作り上げられている実感がやるごとに湧いてきた。それはまるで大事な卵を温めているようで、それを言葉で表したのがこの孵化でした。この孵化には<兆し>という意味も込められていて。UNIDOTSが今後もどんどん大きくなり広がっていき、未知の可能性をずっと持ち続けていく、今日がそのスタートでもあったんです」と告げ、続けて7月6日に名古屋 APOLLO BASE、7月7日心斎橋 VARON、7月27日渋谷WWWにて、『UNIDOTS Live Tour 2019 幼生 - larva -』が行われることも発表。歓迎の大拍手がステージに向けて送られた。

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

UNIDOTS live 2019 - 孵化 -

「よちよち歩きが始まったばかりのUNIDOTSですが、今年もよろしくお願いします!!」と告げ、再び木下とUと共に四つ打ちの上昇感のあるディスコチューンの「裏街道ハイウェイ」をプレイ。力強いサウンドと歌声と共に、これからこの道を迷わずに進んでいく決意を満場に明示する。「多分何度だってめげるし、嫌なこともこれから何度も出会うでしょう。そんな時、みなさんが居ることを感じられるのが心から嬉しいです」と謝辞。「ずっとずっと初心を忘れないように昔からやっているこの曲を最後に」と「かえるの子」を始める。ラジカセから流れているかのような懐かしげな鍵盤音に歌を乗せていく瑞葵。2番からは歌を更に広げるようにバンドサウンドが加わり、ラストに向けじわじわと安堵感が場内を包んでいく。「蛙=還る=孵る」と、見事にこの日のライブタイトルとの合致を見せた瞬間だった。
深く長いお辞儀をしてステージを降りた4人。その後スクリーンが降り、新MV「裏街道ハイウェイ」が流れ始める。前作「舗道に咲いた花」が非常に情景感を重視した抒情性を帯びていたのに対し、こちらはそれとは対照的。MV出現黎明期を感じさせる作りやレトリック、シュールさを有している。彼らの感性やユーモア、いい意味での軽さをも是非このMVを通して感じて欲しい。


 

見事孵化の瞬間を我々に明示してくれたUNIDOTS。この孵化が続いては蛹化に至り、遂には羽化を迎えていく。その羽化の際にはきっと美しく多くの人々を魅了する成虫の姿を魅せてくれるに違いない。さなぎから成虫へと脱皮し、その美しい姿を万人の前で披露し、見事に大自然の中でも、ものともせずに自分を誇示していくさま……。少々気が早いが今日のライブを観て、そんな彼らの姿に想いを馳せ、その美しさを確信している自分が居た。


文=池田スカオ和宏 撮影=Koji Nishida (nirnor inc.)

水曜日のカンパネラ、アメリカで開催されるポーター・ロビンソン主宰の音楽フェスに出演決定

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水曜日のカンパネラが、アメリカのカリフォルニア州オークランドで6月15日(土)に開催される音楽フェスティバル『Second Sky Music Festival』に出演することが決定した。

今年初めて開催される『Second Sky Music Festival』はアメリカのプロデューサー、ポーター・ロビンソンがラインナップを選定し主宰する音楽フェスティバルで、オークランドにあるMiddle Harbor Shoreline Parkにて開催される。

水曜日のカンパネラにとっては、2度目のアメリカでのフェス出演となり、2017年10月に出演した音楽フェスティバル『Camp Flog Gnaw』以来、約1年半振りのアメリカでのフェスと出演となっている。

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